こんにちは!川アです。 いやはや、前回はまさかのつづきで終わったのですが、 はたして、楽しみにしてくれていた人はいるのでしょうか? さてさてつづきですが、 私の父が毎日遺言を書け!!!と迫ってくる母を怖がっているところで前回はおわりました。 それから、それから・・・ 母をチラリと見ると、知らんふりをしています。 父は内緒話のように小声で私の耳元にささやきますが、 小声と思っているのは父だけで、母に丸聞こえです。 「お父さんとお母さんしかまだ知らんことやねんけどな、お父さんこの前 お母さんに何度も何度も言われたから、土地と建物を半分づつお母さんに贈与してんで。 だからすでに半分はお母さんの名義やねん。(←贈与税の配偶者控除です。) それに、もしお父さんがいなくなっても、お前たち兄弟はお母さんに、この家から 出ていけなんて言わないやろ?お父さん毎日ツライわ・・・」としょげています。 贈与のことは聞いてないけどな・・・と思って母を見ると少し目が泳いでいます。 「お父さん、確かに誰もお母さんに家から出ていけとは言わへんと思うわ。 でもね、兄弟みんなが仲良しの今のバランスってお父さんがいてるから成り立っていると思うねん。 お父さんがいなくなった時に、兄弟の誰かがお金に困ったりしていたら どうなるかわからんよ。お義姉さんやうちのパパも何か言ってくるかもしれへんし。」 と言うと 「そういうことも、あるのかなぁ・・・」と父はため息をつき、何か考えているようでした。 後日、実家の父から公正証書遺言書を作成した。と連絡がありました。 「遺言書作ってもらってお父さん何かスッキリしたよ。 作って本当によかった。ありがとう。」と言っていました。 また別の日、母からランチのお誘いがあり、行ってみると 「あんたのおかげでお父さん遺言書作ってくれたわ。ありがとう。」 と母も安心した様子です。私は、 「ま、家の半分贈与されたことは初耳やったけど、お金も家もお父さんと お母さんのものやしね。」と言って母を見ると ニコニコご満悦の様子。 「あ、そうや!お母さんもいずれはちゃんと公正証書遺言書作っておいてよ!」 と母に言うと、 「もちろん、わかってるよ。ちゃんと司法書士の先生にお願いして作るつもりよ。 だけどね、お母さん、もし一人になったら、とっとと家売ってお金全部使いきるから!!! あんたには悪いけど、なんにも残らんで。ぐふふふふ。」 と時代劇に出てくる悪代官のような笑いをしています。 あれだけ家に住み続けるって言ってたのに、と思って私があっけにとられていると、 「あ、孫には少しくらいは考えてるからね。」と母はにっこり微笑んでいました。 皆様も残された人達の負担や不安を少しでも軽くするために、 是非、公正証書遺言書を作成してくださいね。 相談料は無料ですので、お気軽に当事務所までお電話ください!!! (kawasaki/osaka) |
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